« 2008年10月 | ブログ TOP | 和みの庭 | 2008年12月 »

2008年11月02日

ツバキリスト 「アィ」から「アヵ」まで

ツバキリスト

ツバキリスト 「アィ」から「アヵ」まで


ツバキリストを書き始めることができた。
下準備に予想以上の時間がかかって 何度もつまずきかけたが ようやくできた。
ファイルの置き場所を変えたり 横三つから横二つに変えたり リンクを書き直したり・・・
何度もしている作業なので こんなに手間取るとは思わなかった。

書き込む作業は順調なので やる気と根気で なんとか完成させたい。
最初は画像の無いものが並んで ちょっとつまらない感じだったが 画像が入ると いい感じ。

  ツバキリスト 「アィ」~「アヵ」

ツバキリストの「トップページ」と「洋種ツバキ」もできたが 「い」~「わ」は まだこれから。

  「トップページ」   「洋種ツバキ」

「花色・花形」のファイルも 一つ書くたびにコピーしているので 少しずつ増えている。

2008年11月05日

サザンカ

サザンカ サザンカ サザンカ

サザンカ
Camellia sasanqua ツバキ科

サザンカ
Camellia sasanqua ツバキ科

サザンカ
Camellia sasanqua ツバキ科


紅色と白のボカシが美しい ふんわりとした可愛い花。
早くから咲いていて 撮影もしたのだけど なかなかアップできなかった。

大阪と名古屋の出張で 息子が二泊していたり 親戚のお通夜と葬儀で草津まで出かけたりで ゆっくりとパソコンに向かえなかった。
朝から葬儀会場や火葬場でお香の香りと煙に包まれて ありがたいお経を聞いていると 私もこのままあの世に往ってもいいかな と思ったが まだまだこの世での修行が足らないようで お見送りだけ。

暗くなる頃に やっと家に辿り着くと 慣れないヒールを一日中履いていた足は痛み 今は 湿布薬の匂いに包まれて パソコンに向かっている。

2008年11月07日

枇杷 ビワ

枇杷 ビワ 枇杷 ビワ

枇杷 ビワ
Eriobotrya japonica バラ科

枇杷 ビワ
Eriobotrya japonica バラ科


昨年は咲かなかったが 今年は一本だけ花芽が伸びて 咲き始めた。
実がなるのが たのしみ。

鉢で育てているので あまり大きくできないが 実のなる木は植え替えの時期が難しい。
ほとんどの花木は 花後が植え替えの適期と聞いているが 実のなる木はそのタイミングでは植え替えられない。
実を摘み取った後でいいのかしら。
鉢植えでは毎年の実は無理そうなので 来年 実を味わった後に植え替えてみようかな。
根を切って 枝先も切り詰めておけば 小さく作れるだろう・・・多分ね。

2008年11月09日

ホトトギス

ホトトギス ホトトギス

ホトトギス
Tricyrtis formosana ユリ科

ホトトギス
Tricyrtis formosana ユリ科


鉢植えで枯れかけていたので花壇に植えておいたら 芽が伸びて花が咲いた。
多分 タイワンホトトギス(台湾杜鵑)
花壇の縁には ナデシコなどを植え込んだプランターを並べているので 少し陰になっているが 元気を取り戻したようで うれしい。

水曜日に親戚の葬儀があったばかりなのに 今度は隣組のおばあさんが亡くなられて 今夜がお通夜。
クリーニングは間に合ったけど 慌ただしいこと。
92歳とご長命で 私もあやかりたいと思っていたら お隣の96歳のおばあさんの仰るには 「まだ早い。」
お元気なお年寄りの多いご近所で 還暦を過ぎても まだまだ若手。
シワが増えても 老け込んでなんかいられない。

2008年11月10日

ハゼ(櫨) 紅葉

ハゼ(櫨) 紅葉 ハゼ(櫨) 紅葉

ハゼ(櫨) 紅葉
Rhus succedanea ウルシ科

ハゼ(櫨) 紅葉
Rhus succedanea ウルシ科


綺麗に色付いてきた。
五年前に買った鉢植えを 何度か植え替えて育てている。
  五年前の様子   植え替えの様子

今年の春に大きめの平鉢に植え替えたので ゆったりとした眺めになったように思うけど 盆栽としては鉢が大きすぎるのかもしれない。
寄せ植えとしても 本当は一本ずつ格好よく植えるものらしいが 最初の固まりを二つに分けただけなので 混みすぎているような気がする。
今度は もう少し細かく分けて 植え込んでみようかな。

2008年11月11日

斑入りツワブキ

斑入りツワブキ 斑入りツワブキ

斑入りツワブキ
Farfugium japonicum キク科

斑入りツワブキ
Farfugium japonicum キク科


サザンカの足元にサツキと並べて植えている。
星斑と一緒に小苗を買って植えたが どちらも元気よく株が広がっている。
無地葉の株の花と比べると 花びらが細くてはかなげな雰囲気。 でも年中広がっている葉は丈夫で すっきりとした斑の様子は いい感じ。

最低気温が10度以下になる日が続いているので おじいさんは月下美人を物置に取り込む準備をしている。
洋ランたちは 月初めから夜だけ部屋に取り込んでいる。
朝夕の出し入れが面倒だけど 昼間は出来るだけ外に出して 日光と風に当てている。

ランと一緒に 「初黄」や「金花茶」「こがねゆり」の黄花椿たちも 部屋に取り込んでいる。
残念なことに 「金花茶」の蕾がいつの間にか落ちてしまった。
もっと早くから部屋に入れた方がよかったのかしら・・・

ツバキリスト:「あ」 が出来た

今月2日から作り始めた 「あ」のファイルが出来上がった。
  ツバキの品種リスト 五十音順:「あ」

全部で 145品種。 二つか三つに分けた方がいいかしら。
パソコンに向かえなかった日もあったが 一日平均15品種ほど。
私の根気が続けば 半年ほどで完成の予定。 
途中でイヤになりそうな気もするが こうしてブログに書いておけば イヤでも続ける気も起きるだろう。

145品種のうち画像のあるのは 24品種だけ。 かなり寂しい。
あちこちのツバキ展に出かけて 頑張って画像を集めることにしよう。

2008年11月12日

参平椿 サンペイツバキ

参平椿 サンペイツバキ 参平椿 サンペイツバキ

参平椿 サンペイツバキ

参平椿 サンペイツバキ


桃紅地白覆輪、一重、ラッパ咲、筒しべ、中輪

紅色の弁脈が見えている。
紅縦絞りも入るようだけど この花には見えない。
12月頃から咲く品種らしいが 早めに咲いた。


 「和みの庭」のツバキいろいろ

2008年11月13日

ツバキ 初嵐 嵯峨 ハツアラシサガ

初嵐 嵯峨 ハツアラシサガ 初嵐 嵯峨 ハツアラシサガ 初嵐 嵯峨 ハツアラシサガ

ツバキ 初嵐 嵯峨 ハツアラシサガ

ツバキ 初嵐 嵯峨 ハツアラシサガ

ツバキ 初嵐 嵯峨 ハツアラシサガ


移り白~白 一重 筒~ラッパ咲き 筒しべ 蕾は尖る 中輪

「初嵐」には二種類あり 「初嵐 白玉」と「初嵐 嵯峨」と呼ばれ どちらも 白色の一重 筒しべの中輪。
その違いは 花形が「初嵐 白玉」は 抱え咲き、「初嵐 嵯峨」は 筒~ラッパ咲き。
白玉の蕾は丸く 嵯峨の蕾は尖り 嵯峨は咲き始めが移り白。

どちらも冬に先駆けて咲き 茶花、切り花として人気が有る。
ともに江戸期からの古典品種。

今年の花は撮影が少し遅れて 開きすぎたようにも見える。
この春に撮った花は 咲き始めで移り白に見える。
  2008年3月の 初嵐 嵯峨

写真集を作るためにアップしている「はてなダイアリー」のブログも たまたま今日は「初嵐 嵯峨」
  はてなダイアリーの 初嵐 嵯峨


 「和みの庭」のツバキいろいろ

2008年11月14日

サザンカ

サザンカ サザンカ

サザンカ

サザンカ


桃色の花びらはサザンカとしては肉厚で 花は小さめながら整った感じがする。
八重~千重咲き かしら。
ご近所さんから一枝いただいて挿したもので 年数の割には育ちが遅く 鉢植えでこじんまりと咲いている。

春のような日差しが暖かく 洋ランや古土を庭中に広げて 日光浴。
鉢土も乾くので ホースで水遣り。
シャコバサボテンの蕾が大きくふくらんで 開花も近そうな気配。

2008年11月15日

イチゴノキ 赤い実と白い花

イチゴノキ イチゴノキ

イチゴノキ
Arbutus unedo ツツジ科

イチゴノキ
Arbutus unedo ツツジ科


今年も数は少ないが 可愛い真ん丸の赤い実がなった。
花数は多くて 品種の違う二本の木を並べて置いているのだけど 受粉作業は難しいので 運任せ。
純白の花が咲く株は横に広がり気味で 実がなるのは こちらの木だけ。

イチゴノキ イチゴノキ

イチゴノキ
Arbutus unedo ツツジ科

イチゴノキ
Arbutus unedo ツツジ科


赤味を帯びた花が咲く木は スクスクと背が伸びている。
花も沢山咲くのに こちらの木には実はならない。

2008年11月16日

ツバキ 東方朔 トウボウサク

東方朔 東方朔

ツバキ 東方朔 トウボウサク

ツバキ 東方朔 トウボウサク


桃紅色 一重 椀咲き 外弁は紅色ぼかし 輪芯 中輪

「西王母」の自然実生と言われている。
  西王母 : 淡桃地紅ぼかし 一重 筒咲 筒しべ 中輪

秋咲きということと葉の形や葉脈の凹みが顕著なことなどは似ているが 花色は西王母より濃く 花びらの開き方や雄しべの形は違っている。


 「和みの庭」のツバキいろいろ

2008年11月17日

サフラン

サフラン サフラン サフラン

サフラン

サフラン

サフラン


Crocus sativus アヤメ科 秋植え球根

9月に植えた球根が 大きな花を咲かせた。 真っ赤な雌しべが くっきりと目立つ。
この雌しべを摘み取って乾燥させたものが 染料や料理に使われる。
300個の花から1グラムしか出来ないらしい。
ぬるま湯に浸して お湯に色と香りを移して使う。

よく晴れたので 洋ランを庭に出して水遣り。
今夜からは冷え込むようなので 夕方にはクンシランやシャコバサボテン、カランコエなども部屋に取り込む。 部屋がどんどん狭くなる。

2008年11月18日

ツバキ 花野

ツバキ 花野 ツバキ 花野 ツバキ 花野

ツバキ 花野

ツバキ 花野

ツバキ 花野


本にもネットにも資料が見つからず よくわからないが 読み方は多分 ハナノ。
「東方朔」に似た感じの色だけど 長めの筒咲きで 筒しべ。
桃紅色 一重 筒咲き 筒しべ 中輪 というところかしら。

  東方朔 : 桃紅色 一重 椀咲き 外弁は紅色ぼかし 輪芯 中輪

花びらの縁にシワが見えるので もう少し開きそうにも見えるが 昨年もそう思って待っていると萎れてしまったので これくらいの咲き方なのだろう。

  昨年の花野


 「和みの庭」のツバキいろいろ

ツバキリスト:「い」と「う」 が出来た

木枯らしが吹いて猛烈に寒いので 部屋でパソコン。
「う」を仕上げた。
これまでに出来たのは

   : 144種 画像の有るのは 23種
   : 78種 画像の有るのは 11種
   : 35種 画像の有るのは 4種

二冊の本から作っているが 「日本ツバキ・サザンカ名鑑」には 2200種のツバキが収められている。
こちらを先ず書いて もう一冊の 「日本の椿花」(1000種)から重ならないものを書き加えている。
2500種以上になりそうな気がする。
そのうち 半分は無理でも三分の一 出来たら1000種くらい画像を集めたい というのが望み。

リストを作っているうちに ユキツバキ系やユキバタツバキ系、肥後椿、侘助・侘芯ツバキ、変わり葉、有香椿などのファイルも作ろうと思い 「系統」というブロックを作って並べてみた。
全部で幾つになるか分からないので まだ ただのリスト。
「紫色系」や「二段咲き」も出てきたので これらをどこに収めるか 思案中。

 「ツバキの品種リスト」 トップページ
 

2008年11月19日

ハルサザンカ 梅ヶ香 ウメガカ

梅ヶ香 梅ヶ香 梅ヶ香

ハルサザンカ 梅ヶ香 ウメガカ

ハルサザンカ 梅ヶ香 ウメガカ

ハルサザンカ 梅ヶ香 ウメガカ


極淡い鴇色地 外弁の裏に桃紅色のぼかし 八重咲き 中輪

三月に京都府立植物園のツバキ園で ふんわりと優しい花を見た。
  京都府立植物園の梅ヶ香
名前を憶えておいたので 先月ホームセンターのツバキの棚に並んでいた苗を見つけて 迷わず買い求めた。 蕾つきの苗で 咲いた花は同じ ふんわりと優しい花。 甘い香りがある。

ず~っとツバキだと信じていたが 本やネットで調べると「ハルサザンカ」と書かれている。
でも いつも拝見している「ツバキ品種リスト」には入っている。 
ツバキなの? ハルサザンカなの? 

困った時には教えてもらおう!と 植物園に電話。
ツバキとサザンカの自然交配で生まれた種間雑種で ハルサザンカ だということや ツバキとサザンカとワビスケについて いろいろ教えていただいた。

ツバキだと思って買ったのに ちょっと残念だけど 疑問が解けて よかった。


 「和みの庭」のツバキいろいろ

2008年11月20日

桂離宮 紅葉

桂離宮 桂離宮

桂離宮 御成門

桂離宮 紅葉


前回は五月で新緑が美しかったが 今回は緑、黄色、オレンジ、紅葉など様々に彩られたお庭を拝見してきた。
  五月の桂離宮 御成門


桂離宮 桂離宮

桂離宮 紅葉

桂離宮 紅葉


前回は往復ハガキ 今回はネットで申し込んだが どちらにしても三ヶ月前に日時を指定して申し込むので 今日まで 急な用事が重ならないよう お天気が良いよう モミジが綺麗に色付いているよう ひたすら祈りながら待っていた。

今日の拝観の皆さんは日頃の行いが良すぎたのか 撮影には眩しすぎるくらいの晴天。
昨日まで冷たい風が吹き荒れていたが 今日は穏やかで本当によかった。
今日の画像は門前の植え込みなど 外から撮ったもの。 離宮内は明日から。

2008年11月21日

桂離宮 御成門

庭園への木戸 住吉の松

桂離宮 庭園への木戸
2008年11月20日

桂離宮 住吉の松 (衝立松)
2008年11月20日


前回同様 通用門で参観許可証を示し 待合所の入り口で再びチェックを受け 時間まで待機。
係りの方の説明を聞いた後 庭園への木戸をくぐる。
前回は列の中ほどに並んだので この場所を撮れなかった。 今回は最後尾で 人影の入らない写真を撮ることができた。

黒文字の垣が途切れると 光にあふれた庭園が見える。
池に突き出た岬の先端には住吉の松があり 左奥に見えるのは神仙島(中島)の松。
右上 少し高い位置に見える建物は「賞花亭」(白と紺の暖簾が見える)
  五月の桂離宮 賞花亭
ゆっくり撮影していたら 皇宮警察の方に 「あまり遅れないでください。」 と言われてしまった。

御成門 御成門 紅葉の足元の苔

桂離宮 御成門
2008年11月20日

桂離宮 御成門
2008年11月20日

紅葉の足元の苔
2008年11月20日


小走りで御幸道から御幸門に向かい 離宮内からの御成門を撮影。
御成門から御幸門までの両側にはモミジが列植されていて その足元には一面の苔。

  五月の桂離宮 御成門

2008年11月22日

桂離宮 御幸道 御幸門

紅葉の馬場 御幸道 御幸門

桂離宮 紅葉の馬場
2008年11月20日

桂離宮 御幸道
2008年11月20日

桂離宮 御幸門
2008年11月20日


御幸道から直角に池に向かう道は 「紅葉の馬場」と呼ばれ 後水尾上皇奉迎のため御幸道と共に小石敷にされたところ。
かつては池畔から対岸の松琴亭前に 朱塗りの欄干の橋が掛けられていた。
遠くに茅葺屋根が見えるのが 松琴亭。

御幸道の土橋も御幸門も 緑一色だった五月とは かなり趣が違って見える。

 五月の桂離宮 御幸道  五月の桂離宮 御幸門

桂離宮 外腰掛と蘇鉄山

石灯籠 外腰掛

飛石の足元の石灯籠
2008年11月20日

桂離宮 外腰掛
2008年11月20日


紅葉の馬場から大振りの飛石伝いに外腰掛に向かう途中に 石灯籠が見えた。
この石灯籠は前回も撮れたが 少し角度が違っている。
前回撮れなかった外腰掛は 全体の姿を撮ることができた。
人影は入らなかったのに 光が入ってしまったことだけが残念。

  五月の桂離宮 石灯籠

蘇鉄山 冬支度作業中

蘇鉄山 冬支度
2008年11月20日

蘇鉄山 冬支度作業中
2008年11月20日


外腰掛の前にある蘇鉄山は 冬支度の作業中だった。
よく見かける松のコモ巻きとは違って防寒のためのようで 全体にコモが巻かれていてワラ帽子も被せてもらっていた。

  五月の桂離宮 蘇鉄山

2008年11月23日

桂離宮 外腰掛 二重桝形手水鉢

二重桝形手水鉢 二重桝形手水鉢

桂離宮 外腰掛 二重桝形手水鉢
2008年11月20日

桂離宮 外腰掛 二重桝形手水鉢
2008年11月20日


今回の拝観の目的は紅葉を見ることと もう一つ 「石灯籠と手水鉢、延段を全て撮りたい!」
前回は見逃したり撮り逃した物が幾つか有って 残念に思っていた。

この手水鉢は前回も撮れたが 角度を変えて もう一枚。
「く」の字形の大きい前石は 今回も全体を撮れなかった。

  五月の桂離宮 外腰掛 二重桝形手水鉢

桂離宮 外腰掛 行の延段

行の延段 行の延段 南端の石灯籠

桂離宮 外腰掛 行の延段
2008年11月20日

桂離宮 外腰掛 行の延段
2008年11月20日

行の延段南端の石灯籠
2008年11月20日


外腰掛の前面にある 切石と自然石を交えた 行(ぎょう)の延段。
御輿寄前庭の「真の延段」は畳石 笑意軒の「草の延段」は大小の自然石が使われている。

延段の両側に見える 小石を三つ組み合わせたものは 排水のためのもの。
その傍の丸い金具の使途は不明。
延段北端に 二重桝形手水鉢があり 南端には小さい石灯籠が深く埋められている。

 五月の桂離宮 行の延段

ツバキ 曙 もう少し

ツバキ 曙 ツバキ 曙

ツバキ 曙 もう少し

ツバキ 曙 もう少し


昨日はおちょぼ口だった花が 少し開いた。
「椀咲き」なので 明日くらいが満開かしら。

  2006年のツバキ 曙

ツバキ 曙 ツバキ 曙

ツバキ 曙 昨日の様子

ツバキ 曙 昨日の様子


昨日も今日も晴天だったけど 明日は雨の予報。
鉢は部屋に入れているので花が傷むことはないけれど 私の撮影は デジカメ任せ お天気任せの運任せ。
明日 きちんと撮れるといいのだけど・・・


 「和みの庭」のツバキいろいろ

2008年11月24日

桂離宮 七つのキリシタン灯籠 その1

キリシタン灯籠 1 洲浜 キリシタン灯籠 1

桂離宮 キリシタン灯籠 1
2008年11月20日

桂離宮 洲浜
2008年11月20日

桂離宮 キリシタン灯籠 1
2008年11月20日


今回どうしても撮りたいと思っていたのが キリシタン灯籠。
前回その傍の飛石を通ったのに 前後を人に挟まれていたので 立ち止まっての撮影ができなかった。
三十年近く前に拝観したときに買った写真集を見て 置かれている場所をしっかり頭に入れて 出かけた。

きちんと撮影できて 帰ってからチェックしてみると 目的の灯籠以外にも同じ様な型の石灯籠が写っている。 
ネットで調べてみると 「桂離宮には7つのキリシタン灯籠がある。」 と書かれていた。

1枚目と3枚目の画像の石灯籠は 洲浜の脇を通り松琴亭へ向かう飛石の左手にあった。
次に写っているのが「大堰川と鼓の滝」なので その手前。
私が撮りたいと思っていた灯籠は 2枚目の画像の左奥 紅葉しているカエデの根元にあり 5月の写真にも小さく写っている。
 五月の桂離宮 松琴亭への石橋

織部型キリシタン燈籠
 竿を直接土中に立てる生け込み型
 露盤付きの宝珠
 波型の屋根を持つ四角形の笠
 四角形の火袋
 断面が長方形で上部が十字形または膨らみを持った竿
 茶人であり武士である古田織部好みとされる

この石灯籠には見えないが 十字の膨らみの部分には「IHS」とか「FILIUS」などキリストを表わすローマ字の組合せ記号が彫られていて その下にはマリア像を思わせるレリーフがある。
この灯籠は深く埋め込まれているので 頭部だけが丸く見えている。

桂離宮 七つの織部型石灯籠(キリシタン灯籠)
 1 大堰川と鼓の滝の手前 左側 : この石灯籠

 2 松琴亭への石橋の手前 右側 キリシタン灯籠 その2

 3 松琴亭舟着場から見える 中島の岸辺 キリシタン灯籠 その3

 4 松琴亭舟着場 キリシタン灯籠 その4

 5 賞花亭から下りる途中 左手 キリシタン灯籠 その5

 6 古書院前舟着場 松の根元 : 画像なし

 7 御輿寄 前庭の築山 キリシタン灯籠 その7

桂離宮 大堰川と鼓の滝

大堰川と鼓の滝

桂離宮 大堰川と鼓の滝
2008年11月20日


名前は大きいが 見逃しそうなせせらぎと小さな段差。
でも 細部にも趣向を凝らし 毎日でもその眺めをたのしむことができるというのは 本当に贅沢なこと。

  5月の大堰川と鼓の滝

2008年11月25日

桂離宮 洲浜 (すはま)

洲浜

桂離宮 洲浜
2008年11月20日


扁平な石を敷き詰めた洲浜が 池に突き出している。
先端の灯籠の向こうには「天橋立」が見え 更に向こうには「松琴亭」が見える。
中央に見える切石の反橋は 蛍橋と呼ばれている。
左奥に見える長い石橋は 松琴亭に渡る橋。

  5月の洲浜

桂離宮 天橋立

天橋立 天橋立 天橋立

桂離宮 天橋立 左部分
2008年11月20日

桂離宮 天橋立
2008年11月20日

桂離宮 天橋立 北岸
2008年11月20日


左から 天橋立の反橋(蛍橋) 中島の松 北岸。
左部分の松越しには松琴亭の大きな茅葺屋根が見え 北岸の紅葉越しには古書院が見える。

 五月の桂離宮 天橋立

ツバキ 曙 アケボノ

ツバキ 曙 ツバキ 曙

ツバキ 曙 開きすぎ?

ツバキ 曙 開きすぎ?


今日は晴天で写真は綺麗に撮れたけど ちょっと開きすぎ?

ツバキ 曙 ツバキ 曙

ツバキ 曙 昨日の様子

ツバキ 曙 昨日の様子


昨日の様子が 花の開き方としては丁度いい感じに見える。
ただ 雨が降って暗かったので スタンドの光を当ててみたが やはり不自然かしら。

ツバキ 曙 ツバキ 曙

ツバキ 曙 昨日の様子

ツバキ 曙 昨日の様子


それより この花が本当に「曙 アケボノ」なのか・・・かなり疑問。
花色も花びらの形も 本の写真や二条城で見た花とは 随分感じが違う。
  二条城のツバキ 曙
ツバキの専門店で買い直した方がいいかな。


 「和みの庭」のツバキいろいろ

2008年11月26日

桂離宮 七つのキリシタン灯籠 その2

キリシタン灯籠 2 キリシタン灯籠 2 キリシタン灯籠 2

桂離宮 キリシタン灯籠 2
2008年11月20日

桂離宮 キリシタン灯籠 2
2008年11月20日

桂離宮 キリシタン灯籠 2
2008年11月20日


この石灯籠の撮影が 今回の大きな目的の一つ。
列の最後尾につけて 背中に皇宮警察の視線を感じながらも立ち止まり しっかりと撮ってきた。
(三枚目の画像は 石灯籠の向こうに人影が写りこんだので その部分だけ少し修正。)

竿石の上部のふくらみにはFILI(ラテン語で御子よ、キリストよ、の意味)と判読されるローマ字の組合せ記号が彫られている と写真集の解説には書かれているが どの部分がFなのか よくわからない。
その下のマリア像は 先に見た「キリシタン灯籠 1」では頭部だけしか見えなかったが こちらは頭部の下に上半身も見えている。
 キリシタン灯籠 1

キリシタン灯籠 2 キリシタン灯籠 2

桂離宮 キリシタン灯籠 2
2008年11月20日

桂離宮 キリシタン灯籠 2
2008年11月20日


この石灯籠のある場所は 洲浜から松琴亭へ向かう飛石の右手(池の畔)紅葉しているカエデの根元。
遠くからも見えていて 少しずつ近付いて行くのが嬉しくて ワクワクしながら飛石を歩いた。

カエデの向こう右手に見える石橋は 松琴亭へ渡る長い橋。
 五月の松琴亭への石橋

桂離宮 七つの織部型石灯籠(キリシタン灯籠)
 1 大堰川と鼓の滝の手前 左側 キリシタン灯籠 その1

 2 松琴亭への石橋の手前 右側 : この石灯籠

 3 松琴亭舟着場から見える 中島の岸辺 キリシタン灯籠 その3

 4 松琴亭舟着場 キリシタン灯籠 その4

 5 賞花亭から下りる途中 左手 キリシタン灯籠 その5

 6 古書院前舟着場 松の根元 : 画像なし

 7 御輿寄 前庭の築山 キリシタン灯籠 その7

桂離宮 卍字亭 まんじてい

卍字亭 卍字亭 卍字亭

桂離宮 卍字亭
2008年11月20日

桂離宮 卍字亭の石灯籠
2008年11月20日

桂離宮 卍字亭の石灯籠
2008年11月20日


松琴亭への石橋の手前左側には 外山に上がる石段状の飛石が見えたが 残念ながら立ち入り禁止。
木の間隠れに見えるのは 「卍字亭 まんじてい」と呼ばれる茅葺宝形造りの四阿(あずまや)で 四隅に幅も深さも異なる腰掛を互い違いに設けている。
その形が卍形に似ているところからこの名があり 四つ腰掛とも言われている。
松琴亭で茶会の際 中立の腰掛として用いられた とのこと。

飛石の中ほどには石灯籠が見えたが これはキリシタン灯籠ではなかった。

2008年11月27日

桂離宮 松琴亭より望む天の橋立

天の橋立 天の橋立 橋の名残

桂離宮 松琴亭より望む天の橋立
2008年11月20日

桂離宮 松琴亭より望む天の橋立

桂離宮 松琴亭への橋の名残
2008年11月20日


松琴亭では 撮影のための時間がとられるので ゆっくりと撮影ができる。
洲浜側から見るのとは違った雰囲気の天の橋立。 こちらが正面なのかしら。
緑一色だった5月の眺めより 華やかな感じがする。
 5月の天の橋立

三枚目の画像で 対岸の道が池で途切れたように見えているのは 紅葉の馬場から松琴亭に架けられていた朱塗りの欄干をもつ長橋の名残。

手水鉢 手水鉢 石灯籠

桂離宮 松琴亭 手水鉢
2008年11月20日

桂離宮 逆方向から見た手水鉢
2008年11月20日

桂離宮 松琴亭 石灯籠
2008年11月20日


松琴亭前面の広い芝庭に 背の高い臼のような形に見える手水鉢がすえられている。
長い石橋の下の「流れ手水」は形だけで 実際はこちらの手水鉢が使われていたのかしら。
松琴亭側は丸みを帯びた形に作られているが 逆方向から見ると 平らな上面以外は自然な形の石に見える。
 5月の流れ手水

三枚目の画像は 紅葉の馬場から架けられていた長橋の袂を照らすための石灯籠。
後ろに見える砂利道が 池の際で途切れている。

桂離宮 七つのキリシタン灯籠 その3

キリシタン灯籠 3 船着場の石灯籠 船着場の石灯籠

桂離宮 キリシタン灯籠 3
2008年11月20日

桂離宮 松琴亭船着場の石灯籠
2008年11月20日

桂離宮 松琴亭船着場の石灯籠
2008年11月20日


松琴亭の西側から見える中島に立つキリシタン灯籠。
「桂離宮にはキリシタン灯籠が7つある。」ということを知ったのは 家に帰ってから。
行く前には一つだけかと思っていたので 目的のキリシタン灯籠を撮ったあとは次の目的の「水蛍灯籠」のことしか頭に無くて たまたま見えたから撮っただけで この一枚だけ。 ちょっと残念。
後の二枚は 松琴亭船着場の石灯籠。

桂離宮 七つの織部型石灯籠(キリシタン灯籠)
 1 大堰川と鼓の滝の手前 左側 キリシタン灯籠 その1

 2 松琴亭への石橋の手前 右側 キリシタン灯籠 その2

 3 松琴亭舟着場から見える 中島の岸辺 : この石灯籠

 4 松琴亭舟着場 キリシタン灯籠 その4

 5 賞花亭から下りる途中 左手 キリシタン灯籠 その5

 6 古書院前舟着場 松の根元 : 画像なし

 7 御輿寄 前庭の築山 キリシタン灯籠 その7

2008年11月28日

桂離宮 松琴亭

山側の眺め 石炉の上の袋戸棚

桂離宮 松琴亭 山側の眺め
2008年11月20日

桂離宮  松琴亭 石炉の上の袋戸棚
2008年11月20日


松琴亭の茶室や母屋については5月に写したので その時に撮れなかったところだけ撮影。

一の間は鉤の手に十一畳敷とされ 正面の床の間に対し西に面して一畳大の石炉が設けられていて その上に袋戸棚がある。
一の間の前には広い芝庭が広がり 池の向こうには天の橋立が見え 奥にある二の間からは山の眺めをたのしむことができる。 

 五月の松琴亭 茶室
 五月の松琴亭 母屋

桂離宮 七つのキリシタン灯籠 その4

キリシタン灯籠 その4 キリシタン灯籠 その4

桂離宮 七つのキリシタン灯籠 その4
2008年11月20日

桂離宮 七つのキリシタン灯籠 その4
2008年11月20日


「桂離宮には七つのキリシタン灯籠がある。」 という話は本当だった。

ネットで読んで 撮影してきた石灯籠を調べてみると はっきりしない一つを合わせると五つのキリシタン灯籠が写っていた。
残り二つは どこにあるのか・・・気になる。
桂離宮と宮内庁京都事務所に電話して 教えていただいた。
「石灯籠は全部で24 そのうち織部型が七つあります。 全ての石灯籠を順路から見ることはできません。」

桂離宮 七つの織部型石灯籠(キリシタン灯籠)
 1 大堰川と鼓の滝の手前 左側 キリシタン灯籠 その1

 2 松琴亭への石橋の手前 右側 キリシタン灯籠 その2

 3 松琴亭舟着場から見える 中島の岸辺 キリシタン灯籠 その3

 4 松琴亭舟着場 : この石灯籠

 5 賞花亭から下りる途中 左手 キリシタン灯籠 その5

 6 古書院前舟着場 松の根元 : 画像なし

 7 御輿寄 前庭の築山 キリシタン灯籠 その7

「松琴亭船着場の石灯籠には竿石のふくらみは見えないが 織部型と言われています。」 とのこと。

ということで 昨日「松琴亭船着場の石灯籠」としてアップしたものが 実は「キリシタン灯籠 その4」 だった。
確かに 写真集の解説にも
「松琴亭の西側には切石をたたんだ舟着が設けられ、その照明に織部型の石灯籠が立っている。」 と書かれていた。

これで 私が撮影できたのは 6つになった。
残る一つ 「古書院前の舟着場 松の根元」は 見え難く撮りにくい位置とのこと。
舟着場近くには立ち入れないし 対岸の賞花亭からは遠く 木立もあるので見通しが利かない。
月見台の下は通れるので その時に松の根元を探すしかチャンスは無い。
これは もう一度申し込んで 行くしかない。

2008年11月29日

桂離宮 松琴亭よりの眺め

古書院 月波楼 住吉の松

桂離宮 松琴亭より望む古書院
2008年11月20日

桂離宮 松琴亭より望む月波楼
2008年11月20日

桂離宮 松琴亭より望む住吉の松
2008年11月20日


松琴亭からの眺めは素晴らしく 前回も撮っているが 今回も撮影。
古書院も見えているが 月見台やその下の舟着場などは中島の陰になって見えない。
前回とは立ち位置が違ったようで 中島の見え方が少し違っている。

 5月の松琴亭よりの眺め

桂離宮 水蛍灯籠

水蛍灯籠

桂離宮 水蛍灯籠
2008年11月20日


松琴亭を過ぎ 岸沿いのなだらかな飛石を進むと 左手の木立が深くなり 右手の水面は低くなって深い谷を思わせる。行く手に土橋が見え その下流は蛍谷と呼ばれている。

 5月の 土橋

土橋を渡り山道を飛石伝いに登ってゆくと 途中にあるのが 「水蛍灯籠」
この灯籠も今回の目的の一つ。 前回は撮り逃した。
薄暗くて光も逆だったので この一枚しか形が見えなくて 残念。

水蛍灯籠は 源氏物語に出てくる大堰川畔の明石の上の庭に 木立の奥からかがり火の影がちらちらとして 遣水の蛍にも似通う面白さを述べているのを 石灯籠を以って意図したもので 命名は第七代家仁親王 とのこと。

火袋は前後に四角な火口を作り 両側は小さい三角の窓を二つ重ねた意匠で しかも一方は底辺を上に、一方は頂点と頂点を向かい合わせにしてあるようだが 反対側は見逃した。

2008年11月30日

桂離宮 賞花亭よりの眺め

新御殿 月波楼 月波楼

桂離宮 賞花亭より望む新御殿
2008年11月20日

桂離宮 賞花亭より望む月波楼
2008年11月20日

桂離宮 賞花亭より望む月波楼
2008年11月20日


水蛍灯籠を過ぎて更に登ると 頂に賞花亭がある。
峠の茶屋の趣向で 木立の向こうに書院群や中島、月波楼も見える。

 5月の 賞花亭

ツバキ 夢 ユメ

ツバキ 夢 ツバキ 夢

ツバキ 夢 ユメ

ツバキ 夢 ユメ


Camellia hybrid 'Yume'
Camellia yuhsienensis x C. hiemalis 'Kan-tsubaki'('Shishigashira')
 Description Page in ICS Web Camellia Register
 ICS Web Camellia Register

桃色と白色の弁が交互に並ぶ「一枚変わり」の一重 椀咲き 筒しべ 中輪 微香

サザンカ「獅子頭」と 原種ツバキ「悠県油茶」の種間雑種。

 東山植物園 ツバキ展の「攸県油茶 ユーシ(エ)ネンシス」

 名古屋城つばき展の「夢 ユメ」

ツバキ 夢 ツバキ 夢

ツバキ 夢 ユメ

ツバキ 夢 ユメ


外弁が白く 内弁が桃色なので 蕾のうちは白かった。


 「和みの庭」のツバキいろいろ