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松琴亭を過ぎ 岸沿いのなだらかな飛石を進むと 左手の木立が深くなり 右手の水面は低くなって深い谷を思わせる。行く手に土橋が見え その下流は蛍谷と呼ばれている。
土橋を渡り山道を飛石伝いに登ってゆくと 途中にあるのが 「水蛍灯籠」
この灯籠も今回の目的の一つ。 前回は撮り逃した。
薄暗くて光も逆だったので この一枚しか形が見えなくて 残念。
水蛍灯籠は 源氏物語に出てくる大堰川畔の明石の上の庭に 木立の奥からかがり火の影がちらちらとして 遣水の蛍にも似通う面白さを述べているのを 石灯籠を以って意図したもので 命名は第七代家仁親王 とのこと。
火袋は前後に四角な火口を作り 両側は小さい三角の窓を二つ重ねた意匠で しかも一方は底辺を上に、一方は頂点と頂点を向かい合わせにしてあるようだが 反対側は見逃した。
松琴亭からの眺めは素晴らしく 前回も撮っているが 今回も撮影。
古書院も見えているが 月見台やその下の舟着場などは中島の陰になって見えない。
前回とは立ち位置が違ったようで 中島の見え方が少し違っている。
「桂離宮には七つのキリシタン灯籠がある。」 という話は本当だった。
ネットで読んで 撮影してきた石灯籠を調べてみると はっきりしない一つを合わせると五つのキリシタン灯籠が写っていた。
残り二つは どこにあるのか・・・気になる。
桂離宮と宮内庁京都事務所に電話して 教えていただいた。
「石灯籠は全部で24 そのうち織部型が七つあります。 全ての石灯籠を順路から見ることはできません。」
桂離宮 七つの織部型石灯籠(キリシタン灯籠)
1 大堰川と鼓の滝の手前 左側
キリシタン灯籠 その1
2 松琴亭への石橋の手前 右側
キリシタン灯籠 その2
3 松琴亭舟着場から見える 中島の岸辺
キリシタン灯籠 その3
4 松琴亭舟着場 : この石灯籠
5 賞花亭から下りる途中 左手
キリシタン灯籠 その5
6 古書院前舟着場 松の根元 : 画像なし
7 御輿寄 前庭の築山
キリシタン灯籠 その7
「松琴亭船着場の石灯籠には竿石のふくらみは見えないが 織部型と言われています。」 とのこと。
ということで 昨日「松琴亭船着場の石灯籠」としてアップしたものが 実は「キリシタン灯籠 その4」 だった。
確かに 写真集の解説にも
「松琴亭の西側には切石をたたんだ舟着が設けられ、その照明に織部型の石灯籠が立っている。」 と書かれていた。
これで 私が撮影できたのは 6つになった。
残る一つ 「古書院前の舟着場 松の根元」は 見え難く撮りにくい位置とのこと。
舟着場近くには立ち入れないし 対岸の賞花亭からは遠く 木立もあるので見通しが利かない。
月見台の下は通れるので その時に松の根元を探すしかチャンスは無い。
これは もう一度申し込んで 行くしかない。
松琴亭の西側から見える中島に立つキリシタン灯籠。
「桂離宮にはキリシタン灯籠が7つある。」ということを知ったのは 家に帰ってから。
行く前には一つだけかと思っていたので 目的のキリシタン灯籠を撮ったあとは次の目的の「水蛍灯籠」のことしか頭に無くて たまたま見えたから撮っただけで この一枚だけ。 ちょっと残念。
後の二枚は 松琴亭船着場の石灯籠。
桂離宮 七つの織部型石灯籠(キリシタン灯籠)
1 大堰川と鼓の滝の手前 左側
キリシタン灯籠 その1
2 松琴亭への石橋の手前 右側
キリシタン灯籠 その2
3 松琴亭舟着場から見える 中島の岸辺 : この石灯籠
4 松琴亭舟着場
キリシタン灯籠 その4
5 賞花亭から下りる途中 左手
キリシタン灯籠 その5
6 古書院前舟着場 松の根元 : 画像なし
7 御輿寄 前庭の築山
キリシタン灯籠 その7
松琴亭では 撮影のための時間がとられるので ゆっくりと撮影ができる。
洲浜側から見るのとは違った雰囲気の天の橋立。 こちらが正面なのかしら。
緑一色だった5月の眺めより 華やかな感じがする。
5月の 天の橋立
三枚目の画像で 対岸の道が池で途切れたように見えているのは 紅葉の馬場から松琴亭に架けられていた朱塗りの欄干をもつ長橋の名残。
松琴亭前面の広い芝庭に 背の高い臼のような形に見える手水鉢がすえられている。
長い石橋の下の「流れ手水」は形だけで 実際はこちらの手水鉢が使われていたのかしら。
松琴亭側は丸みを帯びた形に作られているが 逆方向から見ると 平らな上面以外は自然な形の石に見える。
5月の 流れ手水
三枚目の画像は 紅葉の馬場から架けられていた長橋の袂を照らすための石灯籠。
後ろに見える砂利道が 池の際で途切れている。
この石灯籠の撮影が 今回の大きな目的の一つ。
列の最後尾につけて 背中に皇宮警察の視線を感じながらも立ち止まり しっかりと撮ってきた。
(三枚目の画像は 石灯籠の向こうに人影が写りこんだので その部分だけ少し修正。)
竿石の上部のふくらみにはFILI(ラテン語で御子よ、キリストよ、の意味)と判読されるローマ字の組合せ記号が彫られている と写真集の解説には書かれているが どの部分がFなのか よくわからない。
その下のマリア像は 先に見た「キリシタン灯籠 1」では頭部だけしか見えなかったが こちらは頭部の下に上半身も見えている。
キリシタン灯籠 1
この石灯籠のある場所は 洲浜から松琴亭へ向かう飛石の右手(池の畔)紅葉しているカエデの根元。
遠くからも見えていて 少しずつ近付いて行くのが嬉しくて ワクワクしながら飛石を歩いた。
カエデの向こう右手に見える石橋は 松琴亭へ渡る長い橋。
五月の松琴亭への石橋
桂離宮 七つの織部型石灯籠(キリシタン灯籠)
1 大堰川と鼓の滝の手前 左側
キリシタン灯籠 その1
2 松琴亭への石橋の手前 右側 : この石灯籠
3 松琴亭舟着場から見える 中島の岸辺
キリシタン灯籠 その3
4 松琴亭舟着場
キリシタン灯籠 その4
5 賞花亭から下りる途中 左手
キリシタン灯籠 その5
6 古書院前舟着場 松の根元 : 画像なし
7 御輿寄 前庭の築山
キリシタン灯籠 その7
今回どうしても撮りたいと思っていたのが キリシタン灯籠。
前回その傍の飛石を通ったのに 前後を人に挟まれていたので 立ち止まっての撮影ができなかった。
三十年近く前に拝観したときに買った写真集を見て 置かれている場所をしっかり頭に入れて 出かけた。
きちんと撮影できて 帰ってからチェックしてみると 目的の灯籠以外にも同じ様な型の石灯籠が写っている。
ネットで調べてみると 「桂離宮には7つのキリシタン灯籠がある。」 と書かれていた。
1枚目と3枚目の画像の石灯籠は 洲浜の脇を通り松琴亭へ向かう飛石の左手にあった。
次に写っているのが「大堰川と鼓の滝」なので その手前。
私が撮りたいと思っていた灯籠は 2枚目の画像の左奥 紅葉しているカエデの根元にあり 5月の写真にも小さく写っている。
五月の桂離宮 松琴亭への石橋
織部型キリシタン燈籠
竿を直接土中に立てる生け込み型
露盤付きの宝珠
波型の屋根を持つ四角形の笠
四角形の火袋
断面が長方形で上部が十字形または膨らみを持った竿
茶人であり武士である古田織部好みとされる
この石灯籠には見えないが 十字の膨らみの部分には「IHS」とか「FILIUS」などキリストを表わすローマ字の組合せ記号が彫られていて その下にはマリア像を思わせるレリーフがある。
この灯籠は深く埋め込まれているので 頭部だけが丸く見えている。
桂離宮 七つの織部型石灯籠(キリシタン灯籠)
1 大堰川と鼓の滝の手前 左側 : この石灯籠
2 松琴亭への石橋の手前 右側
キリシタン灯籠 その2
3 松琴亭舟着場から見える 中島の岸辺
キリシタン灯籠 その3
4 松琴亭舟着場
キリシタン灯籠 その4
5 賞花亭から下りる途中 左手
キリシタン灯籠 その5
6 古書院前舟着場 松の根元 : 画像なし
7 御輿寄 前庭の築山
キリシタン灯籠 その7
昨日はおちょぼ口だった花が 少し開いた。
「椀咲き」なので 明日くらいが満開かしら。
昨日も今日も晴天だったけど 明日は雨の予報。
鉢は部屋に入れているので花が傷むことはないけれど 私の撮影は デジカメ任せ お天気任せの運任せ。
明日 きちんと撮れるといいのだけど・・・
外腰掛の前面にある 切石と自然石を交えた 行(ぎょう)の延段。
御輿寄前庭の「真の延段」は畳石 笑意軒の「草の延段」は大小の自然石が使われている。
延段の両側に見える 小石を三つ組み合わせたものは 排水のためのもの。
その傍の丸い金具の使途は不明。
延段北端に 二重桝形手水鉢があり 南端には小さい石灯籠が深く埋められている。
今回の拝観の目的は紅葉を見ることと もう一つ 「石灯籠と手水鉢、延段を全て撮りたい!」
前回は見逃したり撮り逃した物が幾つか有って 残念に思っていた。
この手水鉢は前回も撮れたが 角度を変えて もう一枚。
「く」の字形の大きい前石は 今回も全体を撮れなかった。
紅葉の馬場から大振りの飛石伝いに外腰掛に向かう途中に 石灯籠が見えた。
この石灯籠は前回も撮れたが 少し角度が違っている。
前回撮れなかった外腰掛は 全体の姿を撮ることができた。
人影は入らなかったのに 光が入ってしまったことだけが残念。
外腰掛の前にある蘇鉄山は 冬支度の作業中だった。
よく見かける松のコモ巻きとは違って防寒のためのようで 全体にコモが巻かれていてワラ帽子も被せてもらっていた。
五月の桂離宮 蘇鉄山
御幸道から直角に池に向かう道は 「紅葉の馬場」と呼ばれ 後水尾上皇奉迎のため御幸道と共に小石敷にされたところ。
かつては池畔から対岸の松琴亭前に 朱塗りの欄干の橋が掛けられていた。
遠くに茅葺屋根が見えるのが 松琴亭。
御幸道の土橋も御幸門も 緑一色だった五月とは かなり趣が違って見える。
前回同様 通用門で参観許可証を示し 待合所の入り口で再びチェックを受け 時間まで待機。
係りの方の説明を聞いた後 庭園への木戸をくぐる。
前回は列の中ほどに並んだので この場所を撮れなかった。 今回は最後尾で 人影の入らない写真を撮ることができた。
黒文字の垣が途切れると 光にあふれた庭園が見える。
池に突き出た岬の先端には住吉の松があり 左奥に見えるのは神仙島(中島)の松。
右上 少し高い位置に見える建物は「賞花亭」(白と紺の暖簾が見える)
五月の桂離宮 賞花亭
ゆっくり撮影していたら 皇宮警察の方に 「あまり遅れないでください。」 と言われてしまった。
小走りで御幸道から御幸門に向かい 離宮内からの御成門を撮影。
御成門から御幸門までの両側にはモミジが列植されていて その足元には一面の苔。
五月の桂離宮 御成門
前回は五月で新緑が美しかったが 今回は緑、黄色、オレンジ、紅葉など様々に彩られたお庭を拝見してきた。
五月の桂離宮 御成門
前回は往復ハガキ 今回はネットで申し込んだが どちらにしても三ヶ月前に日時を指定して申し込むので 今日まで 急な用事が重ならないよう お天気が良いよう モミジが綺麗に色付いているよう ひたすら祈りながら待っていた。
今日の拝観の皆さんは日頃の行いが良すぎたのか 撮影には眩しすぎるくらいの晴天。
昨日まで冷たい風が吹き荒れていたが 今日は穏やかで本当によかった。
今日の画像は門前の植え込みなど 外から撮ったもの。 離宮内は明日から。
極淡い鴇色地 外弁の裏に桃紅色のぼかし 八重咲き 中輪
三月に京都府立植物園のツバキ園で ふんわりと優しい花を見た。
京都府立植物園の梅ヶ香
名前を憶えておいたので 先月ホームセンターのツバキの棚に並んでいた苗を見つけて 迷わず買い求めた。 蕾つきの苗で 咲いた花は同じ ふんわりと優しい花。 甘い香りがある。
ず~っとツバキだと信じていたが 本やネットで調べると「ハルサザンカ」と書かれている。
でも いつも拝見している「ツバキ品種リスト」には入っている。
ツバキなの? ハルサザンカなの?
困った時には教えてもらおう!と 植物園に電話。
ツバキとサザンカの自然交配で生まれた種間雑種で ハルサザンカ だということや ツバキとサザンカとワビスケについて いろいろ教えていただいた。
ツバキだと思って買ったのに ちょっと残念だけど 疑問が解けて よかった。
木枯らしが吹いて猛烈に寒いので 部屋でパソコン。
「う」を仕上げた。
これまでに出来たのは
あ : 144種 画像の有るのは 23種
い : 78種 画像の有るのは 11種
う : 35種 画像の有るのは 4種
二冊の本から作っているが
「日本ツバキ・サザンカ名鑑」には 2200種のツバキが収められている。
こちらを先ず書いて もう一冊の
「日本の椿花」(1000種)から重ならないものを書き加えている。
2500種以上になりそうな気がする。
そのうち 半分は無理でも三分の一 出来たら1000種くらい画像を集めたい というのが望み。
リストを作っているうちに ユキツバキ系やユキバタツバキ系、肥後椿、侘助・侘芯ツバキ、変わり葉、有香椿などのファイルも作ろうと思い 「系統」というブロックを作って並べてみた。
全部で幾つになるか分からないので まだ ただのリスト。
「紫色系」や「二段咲き」も出てきたので これらをどこに収めるか 思案中。
「ツバキの品種リスト」 トップページ
移り白~白 一重 筒~ラッパ咲き 筒しべ 蕾は尖る 中輪
「初嵐」には二種類あり 「初嵐 白玉」と「初嵐 嵯峨」と呼ばれ どちらも 白色の一重 筒しべの中輪。
その違いは 花形が「初嵐 白玉」は 抱え咲き、「初嵐 嵯峨」は 筒~ラッパ咲き。
白玉の蕾は丸く 嵯峨の蕾は尖り 嵯峨は咲き始めが移り白。
どちらも冬に先駆けて咲き 茶花、切り花として人気が有る。
ともに江戸期からの古典品種。
今年の花は撮影が少し遅れて 開きすぎたようにも見える。
この春に撮った花は 咲き始めで移り白に見える。
2008年3月の 初嵐 嵯峨
写真集を作るためにアップしている「はてなダイアリー」のブログも たまたま今日は「初嵐 嵯峨」
はてなダイアリーの 初嵐 嵯峨
今月2日から作り始めた 「あ」のファイルが出来上がった。
ツバキの品種リスト 五十音順:「あ」
全部で 145品種。 二つか三つに分けた方がいいかしら。
パソコンに向かえなかった日もあったが 一日平均15品種ほど。
私の根気が続けば 半年ほどで完成の予定。
途中でイヤになりそうな気もするが こうしてブログに書いておけば イヤでも続ける気も起きるだろう。
145品種のうち画像のあるのは 24品種だけ。 かなり寂しい。
あちこちのツバキ展に出かけて 頑張って画像を集めることにしよう。
サザンカの足元にサツキと並べて植えている。
星斑と一緒に小苗を買って植えたが どちらも元気よく株が広がっている。
無地葉の株の花と比べると 花びらが細くてはかなげな雰囲気。 でも年中広がっている葉は丈夫で すっきりとした斑の様子は いい感じ。
最低気温が10度以下になる日が続いているので おじいさんは月下美人を物置に取り込む準備をしている。
洋ランたちは 月初めから夜だけ部屋に取り込んでいる。
朝夕の出し入れが面倒だけど 昼間は出来るだけ外に出して 日光と風に当てている。
ランと一緒に 「初黄」や「金花茶」「こがねゆり」の黄花椿たちも 部屋に取り込んでいる。
残念なことに 「金花茶」の蕾がいつの間にか落ちてしまった。
もっと早くから部屋に入れた方がよかったのかしら・・・
ツバキリストを書き始めることができた。
下準備に予想以上の時間がかかって 何度もつまずきかけたが ようやくできた。
ファイルの置き場所を変えたり 横三つから横二つに変えたり リンクを書き直したり・・・
何度もしている作業なので こんなに手間取るとは思わなかった。
書き込む作業は順調なので やる気と根気で なんとか完成させたい。
最初は画像の無いものが並んで ちょっとつまらない感じだったが 画像が入ると いい感じ。
ツバキリストの「トップページ」と「洋種ツバキ」もできたが 「い」~「わ」は まだこれから。
「花色・花形」のファイルも 一つ書くたびにコピーしているので 少しずつ増えている。